「陶器の日」事業は1984年に日本の陶磁器文化をPRし継承していくことを目的に制定されました。40周年を機に行った「陶器の日」のWEBサイトやInstagramのリニューアルなどのPR活動に、弊社は協力しています。
奈良時代・平安時代に、初めて日本で緑釉・二彩・三彩の釉をかけ焼いた陶器を当時「陶瓷(とうし)」とよんでいたことから、10月4日を「陶器の日」とし、「陶器の日」事業4団体協議会が運営・管理しています。
現在では以下の活動をしています。
今年リニューアルしたWEBサイト「やきもの総合サイト」
陶器の日公式WEBサイト「やきもの総合サイト」では、これまで陶器の日の活動報告や、陶産地のイベント情報などを発信してきました。
今年から新たに始めた取り組みとして、「陶器の日」事業4団体協議会の活動を取材し、WEB記事で紹介しています。今年は、おもに事務局を担当している日本陶磁器卸商業協同組合連合会の情報を掲載しています。
2020年に刊行し、増刷を重ねる「やきものハンドブック」
令和元年となる記念すべき2020年に「陶器の日」事業4団体協議会の有志が立ち上がり、刊行した書籍です(2023年11月 第5版)。
「やきものハンドブック」はやきもの文化を後世に伝える人を増やすとともに、やきもの業界で従事する方々に役立てていただけるように『令和版”やきもの読本”』として編さんされました。
本書では、特に「私達の生活に普及しているやきもの」に焦点を当てて、その種類や呼び名、素材、装飾、製造工程、技法、歴史などを説明するほか、各産地のやきものの特徴などを紹介しています。
なお、本書は「陶器の日」事業による自費出版のため、一般書店ではお買い求めいただけません。購入をご希望の方は、事務局までお問い合わせください。
やきもの業界・食器業界で働く人にむけた検定試験「やきものマイスター」
やきものマイスターとは、「陶器の日」事業4団体協議会を母体にした「やきものマイスター検定実行委員会」が運営する事業です。
本試験では『やきものハンドブック』を参考図書として、やきものの種類、製造工程、絵柄や技法の種類、やきもの産地の特徴などについての設問が出題されます。パソコンやスマートフォンを使ってオンラインで受験する形式の検定で、いつでも、どなたでも受験できます。
やきものが好きな方はもちろん、やきものの製造や販売の仕事に携わる方にもオススメの検定です。
「陶器の日フォトコンテスト」の開催
「陶器の日」公式Instagramアカウントでは、「陶器の日」事業4団体協議会の活動内容の他、「陶器の日」事業が運営する「やきものマイスター」の出題問題の紹介、2017年から毎年10月に開催しているフォトコンテストなどの情報を投稿しています。
フォトコンテストは、今年も10月31日まで開催。「我が家の自慢の器」をテーマとした今年は、10月15日現在で既に100件を超える写真投稿をいただいており、全国の「うつわ好き」な方々の投稿をお楽しみいただけます。
陶産地見学ツアーの開催
昨年より、「陶器の日」10月4日に合わせて、陶器の日事業実行委員会および日本陶磁器卸商業協同組合青年部連合会が主催し、陶産地の見学ツアーを開始しました。
昨年は、美濃焼産地と信楽焼産地への見学会を実施しました。
今年は、3年に1度の「国際陶磁器フェスティバル美濃」の開催に合わせて、見学ツアーを企画。募集定員12名様に対して、定員を上回るご応募をいただきました。